コラム・豆知識・本

【豆知識】フェアトレードで気軽に国際協力しませんか?

フェアトレードとは、途上国の社会的立場が弱い人々(例えば貧困層の人、少数民族、都市スラムに住む人、女性など)が作った商品を直接取引することで、中間マージンを押さえ、生産者の現金収入を増やす貿易の仕組みです。従来の大資本による大量生産では、生産者への賃金が公正に支払われなかったり、環境に対する配慮が欠けている場合がありました。

 

LOOBは、2007年からごみ投機場周辺住民の新しい生計となるジュースパック製品を制作しています。生産者のキャパシティ・ビルディング(製法技術、会計知識などの向上)を行いながら、毎月一定額の製品を購入することで、生産者の生計の安定を目指しています。非営利で実施し、生産者に仕事の機会を提供するだけでなく、リサイクル素材の利用により環境への意識を高める活動も行っています。

生産者の方々は、これまでのごみ拾いという不衛生な仕事から卒業し、自分の作った製品で子ども達を養えるようになりました。コミュニティ全体で一つの製品を作り上げていくことから、地域の再生や活性化にもつながっています。

LOOBのフェアトレードでは、生産者と消費者の距離が近いため、両者にとってフェアな価格で取引できます。
天然材料を使ったり、地球に優しいリサイクル素材が多いことも特徴です。
フェアトレードの製品を買うことは、地球やコミュニティが抱えているたくさんの問題を、少しずつ、解決してくれるのです。フェアトレードによるちょっぴりの国際協力にあなたもぜひ参加してください。

当社では、LOOBのエコ雑貨を特別価格で販売しております。「こしパ!」へ古紙をお持ち込みの際にお気軽に事務所へお立ち寄り下さい。

※商品の販売は平日のみとさせていただきます。
※一つ一つの商品はすべて手作りですので、数量には限りがあります。また、在庫がなくなった場合は、次回発注時までお待ち頂くことがありますので、あらかじめご了承ください。

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【豆知識】プラスチックごみで溢れかえる?

5月9日(水)のNHK「クローズアップ現代」で、『ペットボトルごみがついに限界!? ~世界に広がる“中国ショック”~』という番組を放映していました。

これまで、日本を含め多くの国が中国へペットボトルなどの廃プラスチックを輸出してきました。資源不足に悩む中国も、海外から資源ごみを輸入し、リサイクルする方法を選んでいたのです。特に先進国が消費した膨大な廃プラスチックは、石油原料よりはるかに安い、貴重な資源でしたので、中国の輸入量は、年々増加しました。

2000年代に入ってからは、200万トンを突破し、ついに、世界の廃プラスチックの6割を輸入するまでになりました

しかし、廃プラスチックの処分には手作業による選別が必要となり、人件費の安い農民が、丁寧に仕分け、汚れを洗い落としています。その時に出る汚泥や、洗浄に使う薬品の多くが、川などにそのまま流され、深刻な環境汚染を引き起こしました。

 

また、経済発展が著しい中国では、国内のプラスチックごみが増え続けたことで、海外からの資源ごみの輸入規制を打ち出したのです。

ペットボトルを含め、多くのプラスチックごみが行き場を失い、アメリカでは、3分の1以上の州に影響が出ていて、処理しきれない廃棄物があふれている所もあると訴えています。日本でも、今まで中国への輸出に頼ってきた業者が悲鳴を上げている状況です。

日本では、国民1人あたり年間約300枚のレジ袋が使われています。日本全体では約305億枚で、そのほとんどがごみになります。家庭から出るプラスチックごみの約15%がレジ袋だと知っていましたか?

EUに加盟するすべての国が,2025年まで使い捨てレジ袋の使用を1人あたり年間40枚までに削減すると決めています(The Epoch Times Aug 31 2016)。そして、EUに加盟する28カ国は,廃止令や追加料金を徴収するなどの手を打ってレジ袋を減らす取り組みを始めています。

アメリカやその他の国でも、レジ袋やプラスチック容器の使用を規制したり、禁止したりする動きがあります。

 

プラスチックごみの弊害として、目に見えない小さなプラスチックの破片や粒(マイクロプラスチック)が海に流出し、プラスチックを食べてしまって内臓がつまり、死んでしまったクジラや鳥も発見されています。

人類がこれまでにつくり出したプラスチックは83億トン。これはシロナガスクジラ8000万頭分の重さと同じだそうです。そのうち約8割がごみになっていて、アメリカの大学の研究ではこのままいくと2050年にはプラスチックごみが現在の約2倍の120億トンに増えるそうです。

普段何気に飲んでいるペットボトル飲料ですが、将来は紙容器やアルミ缶の飲料が増えるかもしれません。もちろん、マイバッグやマイボトルを持って買い物をするなど、一人一人が使用する本数を減らしていくことも考えていかなければいけませんね。

※出典:鈴木有子(2018)「リサイクルと環境のねだん」大月書店.

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【コラム】地域コミュニティー活性化につながる集団回収

先日、ある団体の集団回収に参加させて頂きました。

こちらの集団回収は、毎年数回行っていますが、いつもたくさんの古紙やアルミ缶が集まります。地域の方が戸別訪問して古紙などを回収し、車で学校に集めるのです。

集団回収のメリットとしては、紙は資源として確実に回収されるうえ、回収日が決まっていれば、家庭での古紙の整理もしやすくなります。

今回参加してみて感じたのは、地域の大人と子供が何か一つの事を協力して行うのは、本当に価値のあるものだということです。

少子高齢化や社会的孤立が問題になっている今日で、地域の人々が関わりを持つ場ことができる集団回収は、いろんな可能性を秘めているのではないかと思います。

自治体からの奨励金をもらい、そのお金を有効活用することができるのも一つです。

ある自治体は、地域の祭りや自治体の備品購入に活用したり、ある社会福祉団体は、障害者の賃金の一部に充てたり、ある団体は、東日本大震災の義援金として使ったりしています

集団回収を地域コミュニティーの活性化の機会ととらえ、集団回収と地域のイベントをコラボさせるのも面白いかもしれませんね。アイデア次第で、いろいろ考えられそうです。集団回収の可能性を感じました。

集団回収をして、たくさんの古紙類が集まるのを見て、感じたこと。

「利便性」「経済性」「所有」の果てなき追求の旅は、終わる時が来るのでしょうか?
一方で、「社会性」「精神性」「共有」の価値観が社会に浸透していくのでしょうか?
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【コラム】機密文書の処理方法の選び方

会社や個人で出る機密文書・個人情報文書の処分方法についてのお話です。

マイナンバー制度が導入され、今年には個人情報保護法が改正されるなど、個人情報に関する社会的関心はますます高まっています。

機密文書処理の方法には、主に以下の3つがあります。

1. 自社内でシュレッダーで処理
2. 専門会社に委託(破砕・溶解処分)
3. 焼却処分

機密文書を処分するには、「リスク」「コスト」「環境への影響」を考えてみると良いと思います。

まずは「リスク」についてです。

「リスク」を見るには、自社内での漏洩可能性、専門会社の業務管理体制、運搬時の移動距離などがあります。それらのリスクの重要度を御社の中でどう考えるかがポイントになります。

「コスト」についてですが、不要になった機密文書を自社のシュレッダーにかける企業が結構あります。自社でやったほうが安心だから、という理由が多いようです。

しかし、シュレッダーをお客さまで導入する場合は、購入費やリース料といったイニシャルコストと保守メンテナンス費用が必ず発生します。

また、裁断にかける人員の人件費、電気代、紙屑袋費、紙屑のゴミ処理費(焼却処分など)などの見えない費用も考慮しなければいけません。トータルコストでは、専門会社に委託した方が安く済むこともあるんですよ。

「環境への影響」ですが、これは機密文書を市町村のクリーンセンターで燃えるゴミとして焼却処分するか、機密抹消した上で、再生紙としてリサイクルするかを選択するものです。欧米では、機密文書をリサイクルすることが主流ですが、これは紙がごみではなく資源になると考える国民性も関係していると思います。

当社としてオススメするのは、毎日出るちょっとした文書類は自社でシュレッダー処理し、定期的に保管する帳簿類、伝票などの機密文書は、専門会社に委託することです。

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【コラム】排出事業者責任の大きさを考える

先日の「冷凍カツ横流し事件」は、廃棄物処理法や産業廃棄物管理票(マニフェスト)といった普段聞きなれない用語とともに、廃棄物処理の構造的な問題を
提起することになりました。

今回の事件で、最も悪いのはダイコーであることは言うまでもありません。

お客から適正に処分することを約束した食品を、不正に転売するというとんでもないことをしていたからです。

次に、排出事業者責任が問われているCoco壱番屋ですが、ダイコーから受領したマニフェストの記録を信用するのが一般的な対応でしょう。

ただ、定期的に現地確認をするなどの対策を取っておく必要があったかもしれません。ISOを取得している企業などでは、廃棄物が適正に管理されているかをチェックするために、廃棄物処理を行っている企業の現地確認を行うことを義務付けているところもあります。

次に、ダイコーから横流しを持ちかけられたみのりフーズです。「賞味期限は過ぎていたが味に問題がなかったからやってしまった。廃棄されたものだとは知らなかった」と言っています。廃棄されたものだったらやっていなかったも定かではないですし、悪いことには変わりありません。ただ、ダイコーからの圧力に勝てなかった、取引先との力関係などが働いたかもしれません。

そして、もう一つ考えなければいけないのは、ダイコーに多くの大企業が廃棄物処理を委託していた背景です。

たくさんの廃棄物処理業者がある中で選ばれたことには、何らかの理由があるはずです。

もしも、「安い料金」に多くの大企業が飛びついたのであれば、非常に問題であります。

排出事業者は、本当の意味で”適正に”処理をできる会社を選ぶ目が必要になってくるのでしょう。

どんなビジネスでも、安すぎるものには、何らかのリスクがあるのです。

先月の痛ましい軽井沢スキーバス転落事故にもどこか通じるものがあります。

ビジネスである以上、低価格を売り物にするのは、仕方がない事かもしれませんが、

売り手のキャパシティーを超える以上の注文が殺到すれば、どこかで無理が生じて、社会で許容できるリスクを超えてしまうのです。
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